2018年10月20日土曜日

ハイキングホームレス

家に帰りたくない人が通勤圏内の鉄道まわりを徘徊する
鉄道ホームレスは大回り乗車とベンチで長居の時に
まわりの人にビクビクして安気にできないから、
ハイキングホームレスになる。
ハイキングホームレスとは私が作った造語で、
家に帰りたくないから公道をゆっくりとした速度で歩く人のこと。
疲れない速度で妄想や音楽を聴きながら
くつろいでいる気分になって公道を歩くハイキングホームレス。
公道を歩くのなら、まわりの人にビクビクしなくても済むので、
安気で外でくつろぐことができる。
そのハイキングホームレスが欲しがっているものは
良い音のする携帯音楽プレーヤーだろう。
公道を歩いていると音楽を聴くくらいしかやることが無いから
良い音の音楽は必須ということになる。
また音楽は、まわりの人の嫌な話し声を消す効果もある。
自分の悪口を言っている話し声や、自分に威嚇した咳払いなどの
嫌がらせの音を消す効果がある。
それで安気で妄想にふけることができる。
ちゃんと長居できる休憩所があるのなら
公道を歩く必要は無いのだが、残念ながら
そんな場所は無いので仕方が無い。
要は居場所が無いのである。
お金のある人だとレンタルスペースやネットカフェなどで
長居できるが、お金がない人はそうは行かないだろう。
慈善事業で長居歓迎の屋根付きの休憩場を作ってくれると助かる。